多可町 そこまでやったか!

播州織の匠

程よい歯ごたえと甘みのある、播州百日どり。
学ぶことの方が多い毎日の中でも
より良い鶏を目指して、挑戦していきたい。

町土の約8割が山林、そして中央を南北に清流「杉原川」が流れる、多可町。そんなおいしい空気と水の中で育っているのが「播州百日どり」です。より高品質でおいしく、安全な鶏肉を目指し、昭和53年にJAが独自開発した鶏種を使って誕生しました。
以前はガス会社に勤めておりましたが、平成19年頃、この町の養鶏がそれまで以上に盛んになったこともあり、養鶏の道に進むことを決意。家族もいましたので、だいぶ悩みました。幼い頃から播州百日どりが当たり前に身近にありましたが、養鶏を始めてから知ることはとても多いです。
鶏は生き物なので思い通りにいくとは限らない、今でもまだ学ぶことはたくさんあります。特に4年程前の台風では、鶏舎が水没したので本当に大変でした。今でも記憶に残っています。

養鶏について多くの人に教えてもらってきましたが、まだまだ奥が深く、自分なりのスタイルを確立するまでには至っていません。播州百日どりのエサは専用の飼料ですが、カーテンの開け閉め、床の作り方など様々なところで工夫や挑戦はしています。ただ今回良かったことが次も良いとは限らない。生き物相手なので、毎回勉強の繰り返しです。
常に良い鶏を育てている先輩に工夫の仕方を聞いても、各々が努力しているわけで簡単に教えてくれるわけではありませんし、経験があるからこそわかる微妙な感覚や環境の違いもあるので、自分なりに研究し、常に最善策を模索しています。 多可町では、20日間大切に育てられたヒナを鶏舎に移し、80日間飼育しているのですが、今後の経験にもなると思い、1年程前にヒナから育てることにチャレンジしました。結果は、大失敗。この道を辞めようと思いました。そんなふうに辞めようと思ったことは何度もありますが、その度に支えてくれたのはいつも周りの人達です。

播州百日どりの良さは、歯ごたえと甘み。世界中に広めたいなんて大それたことは言えないけど、この美味しさも、産業としても伝えていかなければという使命感があります。できれば同世代で養鶏を始める人が増えると、同じ志を持って刺激し合いながら、いろんな挑戦ができると思うのでいいですね。そういう人が増えるような世界にするよう、これからも可能性を広げる挑戦を続けたいと思います。

ラベンダーパーク多可

播州百日どり生産者
石塚竜司さん

播州百日どりの主な販売店JAみのり 播州百日どり グルメガイド(買う)